ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」

ボイスドラマ作品に関わる活動者さんにインタビューし、活動内容や思いを聞き出そう! という自称ボイスドラマリスナーの幸橋による連載企画です

第20回『ヨッシ~バランさん』【ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」】

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ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」第20回は、低くて渋い声の中年男性役と言えば……? はい、8割くらい最初に思いつくであろうこの方が今回のゲスト、ヨッシ~バランさんです!(※8割という数字は特に統計とっていません、悪しからずm(_ _)m)
また、今年、6年ぶりに新作ドラマCDも頒布されましたので、企画作品についても、どのように制作しているのか伺ってきましたよ!

 
【本日のゲスト】
ヨッシ~バランさん

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演者、企画者
2005年より活動開始。独特の低音ボイスで、中年男性の役を数多く演じる。また、企画者としても活動。3作目にあたる新作「RODNEY DOWNEY SENIOR」を2018春M3にて頒布。

出演可能な役:青年、中年男性、老人※依頼可
URL:
http://yossybalan.nomaki.jp/

幸橋:
これは偶然なんですが、前回の月詠さんが名前を挙げてくださったヨッシ~バランさんが今回のゲストです! そして、びっくり、今回も対面インタビューですよ! 普通に話しているだけですが、相手がヨッシ~バランさん、そう、あの声まんまです。この声一人占めとかすっごい自慢したい←
という訳で、渋い声の代名詞的な存在として活動してきた演者さんでありつつも、その一方で3作品を作ってきた企画者さんでもあるヨッシ~バランさん。演者、企画者2つの側面からお話を聞いていきたいなと思います! 宜しくお願い致します!

ヨッシ~バランさん(以下、ヨッシ~バラン):
よろしくお願いします。

<目次>


『部活動でボイスドラマ?』

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幸橋:
ヨッシ~バランさんが活動始められたのは2005年ということで、今活動されている方の中でもかなり早い方だと思うのですが、きっかけは?

ヨッシ~バラン:
ネット上でボイスドラマ作る活動を知ったのは友人から聞いたことがきっかけですね。お前が出来るなら俺もできると(笑)でも、実は中学生の時に、部活動でボイスドラマを作っていたんです。

幸橋:
部活動でボイスドラマって珍しいですね。

ヨッシ~バラン:
そうかもしれません。部では音声収録してCDを作って文化祭で配布していました。自分が最後の部員だったので、その後、廃部してしまいましたが。

幸橋:
それは(苦笑) でも、CDを作るって結構本格的ですね。
では、部活動もされつつ、ネットで活動を始められて。ちなみにその頃はどういった方がいらっしゃったんですか?

ヨッシ~バラン:
そうですねえ、初めてのスタジオ収録が2006年、アニメの専門学校生の卒業制作のアニメの収録だったんですが、そこで、來香滄さん*1にお会いしました。

幸橋:
來香滄さん! そうなんですね。ヨッシ~バランさんが企画されている作品にも出演されていますよね。
あ、そう言えば、ヨッシ~バランさんはお名前覚えやすいですが、由来は?

ヨッシ~バラン:
最初は「ヨッシ~ゲイン」という名前だったんです。元々SNSでは「ヨッシ~」という名前を使っていて、そこに音量という意味のゲインを付け加えて活動名にしました。ただ、受験で活動を休止した時期があって、その後に活動再開を機にバランに変えたんです。

幸橋:
なぜバランに?

ヨッシ~バラン:
なんとなくでしょうか。知り合いに20個くらい出してもらった中で、響きでこれかなって。

幸橋:
フィーリングですね(笑)


『同年代のキャラの方が難しい』


幸橋:
HPの活動履歴を見るとすごい数ですよね。多い時で年間40件以上?

ヨッシ~バラン:
HP立ち上げた次の日には依頼が来ましたね。今は月1件あれば良い方です。

幸橋:
あれ、これは制限しているんじゃないんですか?

ヨッシ~バラン:
依頼が来ないだけです。サラリーマンをやっているので、平日には収録できないということはありますが、依頼は基本受けてますよ。

幸橋:
お仕事が忙しいから、減らしているんだと思いました。これは私と同じことを思っていた人には朗報では(笑)やっぱり低音ボイスのおじさん役が多いんでしょうか。

ヨッシ~バラン:
そうです。最初の依頼もおじさん役でした。当時は男性が少なく、おじさん役メインの人はもっと少なかったので、企画者さんも仕方なく自分を選んでくれたのではないでしょうか。

幸橋:
いやいや、そんなことないですよ! でも、おじさん役ということはご自身と年齢が離れている役ですが、やりづらさとかはなかったですか?

ヨッシ~バラン:
今となっては、逆に同年代の役の方がやりづらいですね。普通にやったら老けて聞こえるので、青年役は若く聞こえるように意識して作らなくてはいけなくて、しっくりこない時もあります。おじさん系はやりやすい分、色々プラスできるのは良いですね。自分の場合、必ずしもイケメンボイスをやりたいという訳ではないので。

幸橋:
やってみたい役は何ですか?

ヨッシ~バラン:
うーん、お父さん、先生役が多いので、もっと鬱々とした役とかはやってみたいですね。

幸橋:
例えば?

ヨッシ~バラン:
「Cafe 4 (カフェクワトロ)」*2の吉川が鬱々という程ではありませんでしたが、ちょっとネガティブキャラでしたね。彼は自分としてもやりやすいキャラでした。

幸橋:
そうなんですか? どういう点が?

ヨッシ~バラン:
40代だけど、そんなにおじさんおじさんした感じでもなく、フラットにできるんです。普段は渋いおじさんやかっこいいおじさんをイメージして企画者さんも依頼されるので、それに寄せるのですが、吉川は力を抜いて自然体で出来ますね。

幸橋:
若い役が逆にやりづらいとのことでしたが、他に難しかったキャラはありますか?

ヨッシ~バラン:
突拍子もない役をふられることはこれまであまりないんです。強いて言うなら、Entertranceさん*3の作品が単純にBLものということで難しかったですね(苦笑)

幸橋:
BLものは難しいですか(笑)

ヨッシ~バラン:
BL作品に触れて来なかったのでわからないんですよね。おっさん萌が一時期増えましたけど、そこに乗り切れず、自分にはニーズがなかったんでしょうね、演じる機会もなくて。BL作品が好きな人が求めている演技やセリフまわしがやりづらかったです。吐息多めとか。

幸橋:
なるほど。

ヨッシ~バラン:
頭でわかっていても、自分でやろうとするとなんか違うんですよね。だから、演じ方に癖があったと思います。もっと爽やかにやってよと言われそうですよね。

幸橋:
あれはあれで好きでしたけどね。「Decade」*4とかむしろつかみ合いの喧嘩みたいで。

ヨッシ~バラン:
ざらざらした感じでやりましたね。ちょっとした反抗心でした。ストレートなイケボはできないというアピールを混ぜた感じで(笑)

幸橋:
私はまたヨッシ~バランさんのBL聴いてみたいですけどねー
他には難しいキャラはありましたか。

ヨッシ~バラン:
深掘りが難しかったのは、「紅蓮の花」*5の柘植ですね。
立ち位置が難しい役で、スタジオでは指摘や修正が細かくあったので、納得してくれたかなと気になりながら演じていました。碧空さん*6は言葉や人物の心理への熱量を感じるので、そこに応えないとなと思います。


『気をつけているのは、自然体とスパイスであること』


幸橋:
演じる上で気をつけていることはありますか?

ヨッシ~バラン:
数年前からは肩ひじをはらずに極力力を抜いてやろうとしています。典型的な悪役でもない限り自然体でと。

幸橋:
先ほどの「Cafe 4」みたいな感じですね。

ヨッシ~バラン:
でも、活動初期は下手ですが、尖っている分、面白いなと思う時があります。どちらが良いのかと考える事はありますね。今はトゲがなくなったので、作品に馴染みやすくなったかもしれませんが。

幸橋:
他には?

ヨッシ~バラン:
自分はアニメをあんまり見ないので洋画の方がより肌に馴染んでいるんです。その生身の人にアテてる雰囲気を持ち込みたいなとは思います。あと、自分が演じるキャラをストーリーを進行させるためだけにいるキャラにはしたくないですね。

幸橋:
どういうことですか?

ヨッシ~バラン:
ストーリーを進行するためだけの歯車だともったいないなと思うんです。爪痕を残したいというか。目立たせたいというのとはちょっと違うんですが、作品にスパイスを加えたいなと思うんです。ちょっとしたキーとなるキャラクターを演じることがあるので、そこが弱いと作品が弱くなってしまいますから。

幸橋:
確かに。

ヨッシ~バラン:
そういう意味だと、例えば、悪役というか敵キャラは、ちゃんと主人公たちメインキャラが乗り越えるべき壁としていないといけないなと思います。

幸橋:
悪役ですか? 例えば、どのキャラのことでしょう?

ヨッシ~バラン:
Spiral Spiritさん*7金糸雀*8というCD2枚組の大作があって。そこに出て来る萩野という役です。

幸橋:
金糸雀! 私が初めて聴いたSpiral Spiritさんの作品です。

ヨッシ~バラン:
脚本も曲もしっかりしていて、映画みたいで聴いていて満足度が高い作品だと思います。自分が携わっていなくても、リスナーとして気に入っていたであろう作品だと思います。

幸橋:
ちなみに、ヨッシ~バランさんは、ボイスドラマ作品は聴く方ですか?

ヨッシ~バラン:
寝る前に聴く事が多いのですが、寝落ちする事が多いんですよ。映像がない分、ながら聴きができないので、寝る前に寝転がりながら聴くと(苦笑)

幸橋:
珍しいご意見ですね。ボイスドラマはながら聴きできるから良いという意見はよく聞きますが。

ヨッシ~バラン:
効果音とかがきちんと聴きとれるところで聴かないと聴いた気がしないんです。

幸橋:
真面目なんですねー
ちょっと個人的な感想になるのですが、金糸雀を最近聴き直しましたが、キャラの言葉にしない行間での思い合う感じが切なくて切なくて(泣)感情や考え方やしがらみにとらわれているところが大人の関係でしたね。

ヨッシ~バラン:
Spiral Spiritさんは少年メインが多いので、金糸雀は異色だったかもしれませんね。サブキャラも少年で固める他の作品とも違って、普通の少年じゃないキャラもいて、サブキャラが立っていました。萩野はザ悪役でいたいという思いで演じました。生い立ちが語られるようなキャラではありませんでしたので、あえて感情移入しなくても良いように演じましたね。

幸橋:
でも、主人公たちの乗り越えるべき壁って難しいですね。出番が多いメインキャラに負けないような存在感が必要ってことですよね。

ヨッシ~バラン:
他の演者さんもインパクトがある人が多かったので、さらっとやったら立たなかったでしょうね。だから、ザ悪役(笑)でも、キャラ自体も時代設定や環境設定がしっかりしている世界で、その立ち位置が明確だったので、良い悪役だったなと思います。


『企画者としてのヨッシ~バラン』

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幸橋:
ヨッシ~バランさんと言えば、今年、久しぶりに企画者として作品を出されましたよね。「RODNEY DOWNEY SENIOR」*9は何で作ろうと思ったんですか?

ヨッシ~バラン:
依頼が少なくて暇だったからですかね。

幸橋:
またまた(苦笑)

ヨッシ~バラン:
それは半分冗談ですが、前から作りたい作りたいと言いつつ、ネタが降りて来なくて半年~1年くらいプロットを考えていたんです。そんな時に作品に出て欲しいと思っていたアンフィニさん*10が引っ越すと知って、関東にいらっしゃる間に収録しないと、と無理やり書いたので、それが大きいかもしれないです。

幸橋:
最初から「RODNEY DOWNEY」*11の続編として企画していたんですか?

ヨッシ~バラン:
最初はRODNEY DOWNEYにしなくても良いかなと思っていました。話の大筋ができていて、アンフィニさんには演じてほしいなとは思っていたくらいです。

幸橋:
今回の作品って1作目の「BALAN-NEW CITY」*12もそうですが、ちょっとぼんやりした概念的な内容を会話で進めるような不思議な作風ですよね。これといった明確なストーリーがある感じじゃないんですよ。

ヨッシ~バラン:
キャラが立っているというよりも、 会話がある程度リアルであって欲しいと思うんです。世界でただ一人の選ばれた~とかではなく、ある決められた設定の世界の中で普通に生きている感じ。アンドロイドがいる世界で普通にアンドロイドとして生きているという。

幸橋:
そう! そうなんです。アンドロイドなのに、彼らアンドロイドっぽいことしないんです!(笑)(※作中での呼称は「ヒューメイド」)それが不思議で不思議で。

ヨッシ~バラン:
SF設定でも普通に生きていて欲しいんですよ(笑)

幸橋:
私は大好きですけど、どうしてこう説明しづらい作品を第1作に持ってきたんですか?

ヨッシ~バラン:
BALAN-NEW CITYは、大学で映像制作のサークルにいた時に作った映画と99%同じ話なのです。だから、脚本も世界観も出来ていたので、自分としても作りやすかったんです。ボイスドラマにするにあたって、わかりづらいところがないかと嶝崎ミツキさん*13にも相談しましたが、セリフをいくつか修正しただけですね。

幸橋:
確か主題歌の作曲もご自分でされてますよね。

ヨッシ~バラン:
はい、せっかくだったら主題歌も作ろうと思い、ピアノアプリで出した音を録音して繋げたり、バイト中に歌詞を書いたりしていました。


幸橋:
作曲まで出来るなんてすごい!
そして、次の「RODNEY DOWNEY」ですが、1作目とは雰囲気がだいぶ異なりますね。

ヨッシ~バラン:
最初はBALAN-NEW CITYを作る事しか考えてなかったので、次また作ろうとは思っていなかったんです。ずっと出る側でいたので、1回くらい作る側をやりたいと思っていただけで。

幸橋:
そんな、1回と言わず何回でも作ってくださいよ(笑)

ヨッシ~バラン:
話がおりてこないんですよ。たくさん調べて絞り出してやっと書けるんです。何かを作りたいという欲求はあるんですが、作りたいものがないんでしょうね。なので、パロディは比較的得意です。映画のCMのパロディとか、こうしたら面白いよねというのは思いつくんです。土台があった方が作りやすいです。

幸橋:
私もアイデア出ない方なので、ポンポン作れる人の頭の中どうなってんだろうと思います(苦笑)

ヨッシ~バラン:
ボイスコを始めてしばらくしてSpiral Spiritさんに出会って、次に碧空プラネタリウムさん、ハーモスフィアさん*14クオリティの高い作品を作る人と知り合いになって行き、そのクオリティを基準にしてしまうんですよね(苦笑)皆さんから台本を何度も書き直して、ストーリーを練り直してという話を聞いているので、おいそれと出せないんですよ。

幸橋:
それはツライ! ツライですよ! そんなそうそうたるサークルさんと比べちゃダメですよ! 誰も作れなくなるから!(泣)

ヨッシ~バラン:
でも、クオリティは置いておいて、とりあえずBALAN-NEW CITYでボイスドラマを作れると味をしめて、その翌年にすぐRODNEY DOWNEYを出しました。

幸橋:
味をしめて(笑)

ヨッシ~バラン:
うっかりM3間際になって作りたいと思って、台本を書いて、翌週には収録でした。

幸橋:
うっかりなんて言ってられない急ピッチ制作ですね。RODNEY DOWNEYの物語はどうしてこういう物語にしたんですか?

ヨッシ~バラン:
1作目でやりたい世界観で作品を作ったので、今度は、自分がやりたい役をやろうと思ったんです。中年男性役は多いのですが、こういう軽口を叩くようなおじさん役はボイスドラマであまり聞いたことがなかったので。それで、1作目で好きな世界観、2作目でやりたい役と全部やってしまったので、次が思いつかず、今回の新作を出すまでに6年が経過してしまいました。

幸橋:
今回は何かやりたいことがあったんですか?

ヨッシ~バラン:
SFじゃない雰囲気でしっとりめの作品を作りたかったんです。また、RODNEY DOWNEYで作ると決めて、ただ前作をなぞるのはもったいない、違うものを作りたいとも思いました。前作のあの雰囲気を知った上で新作を聴くとインパクトがあるかなという狙いもあります。

幸橋:
ありましたよ! ロドニーなのにシリアスだ! ってびっくりしました。

ヨッシ~バラン:
それは良かった(笑)あとは、前作から6年くらい経つので、リアルタイムで時間が経っている分、作品でも時間が経っている感じで作れたらなって思って年老いたロドニーを出しました。


『果たしてゴールが明確なのか否か』


ヨッシ~バラン:
さっきのストーリーがぼんやりしているという幸橋さんのコメント、実は意外でした。

幸橋:
あれ? そうですか?

ヨッシ~バラン:
自分としては、結末の一歩手前までは描いているつもりだったんです。登場人物の終着点の手前、目的地周辺ですみたいな。

幸橋:
カーナビみたいですね(笑)
うーん、何でしょう。確かに結末の手前までは描かれているんですが、物語全体としてはゴールが明確でないまま進んでいるというか、ああ、あっちに向かっているんだなというのがぼんやりしたまま、キャラを眺めている感覚なんですよね。
あれですよ!

ヨッシ~バラン:
???

幸橋:
「幸せ」という大きなものがゴールだからぼんやりしているんですよ。他の作品って、あの敵を倒せばゴールだとか、この試合に勝てばゴールだとか、もっと端的で一時的なものなんですよ! あ、別に幸せをゴールにするのが悪いとは言っていません。


ヨッシ~バラン:
そうなんですかね。

幸橋:
見解の相違ですね(笑)これはどっちなのか読んでいる方それぞれに決めてもらいましょう。ちなみにそれで言うとバッドエンドは無いんですか?

ヨッシ~バラン:
希望がないと可哀想というか。バッドエンドならバッドエンドでしっかり作りたいですが、あんまり後味が悪いのもナンなんで。

幸橋:
優しい(笑)

ヨッシ~バラン:
あとは、群像劇も無理ですね。登場人物がたくさんいても、いろんな人を同時に動かせないんです。 1つの目的に向かっていろんな人がそれぞれの目的を持っていたらまだ良いのかもしれませんが。今は出て来る2~3人がどう感じているかを書くことが多いです。

幸橋:
確かにヨッシ~バランさんの作品全体の登場人物も少ないですが、1シーンの中だと2~3人ですね。

ヨッシ~バラン:
矛盾があって、辻褄が合わないのが気持ち悪いので、 あるキャラに焦点を絞って書きますね。 たくさんキャラを出している作品はすごいなと思います。頭の中でプロットがしっかりできないと書けないので、昔から作文の書き出しなんかも遅かったですね。

幸橋:
真面目ですねー(笑)(2回目)


『好きなサークルさん、演者さん、ボイスドラマ作品』


幸橋:
企画作品を聴いているとヨッシ~バランさんはボイスドラマだとどんな作品聴くのかが気になります。

ヨッシ~バラン:
あまり関わりがないサークルさんだと、少し前では、ムラサキノオトさん*15の「パラダイス・ブルー」*16ジャケ買いしました。イラストが目を引いて、試聴を聞いたら雰囲気も独特だったので。

幸橋:
これまたコアというか、面白いところ選びましたね(笑)

ヨッシ~バラン:
流行りの漫画やアニメっぽいものに触れてなかったので、それとは違った作風を好みがちですね。他には、
壊転ラヂオさん*17の「ゼンジドウ センタクキ」*18とか。

幸橋:
壊転ラヂオさんも不思議というか変わった要素を作品に入れてきますよね。

ヨッシ~バラン:
あとはやっぱりハーモスフィアさんの「夜間漂流」*19ですね。オムニバス作品ですが、世界観がしっかりしていて、変わった設定があるけど、しっとりと聴き入ってしまいます。

幸橋:
出ましたね、夜間漂流! ちなみにどの話が?

ヨッシ~バラン:
アンフィニさんが出演している最後の「暁」でしょうか。CD版に入っている。ハーモスフィアさんとアンフィニのクロスオーバーの極みですよ。ハーモスフィアさんは「any weather」*20もSFだけどしっとりした作品で好きです。

幸橋:
では、好きな演者さんは?

ヨッシ~バラン:
たくさんいらっしゃいますが、強いて言うなら、來香滄さんアンフィニさん樹透音さん*21ですね。皆さん、特徴的な演者さんですけど、役が引き寄せられて成立しているんですよね。アンフィニさんなんて知り合う前にイベント会場ですれ違った瞬間の一声でアンフィニさんだとわかりました。
新作でお世話になりましたが、雨宮梅子さん*22的確にキャラの本質を突いてきますよね。演技の細かいところまで拾ってくださって。嶝崎ミツキさん独特の存在感のある声で安心して聞いていられるし、トーマスGさん*23もマスター役をして貰いましたが、若すぎてもダメで、おじいさんでもないし、年齢層も台詞回しもちょうど良いところを演じて貰えました。


『今後の予定』


幸橋:
では、最後に今後の予定を教えてください。

ヨッシ~バラン:
大原さん*24主催の朗読ライブイベント「Reading Alliance Vol.1」*25に出演します。

幸橋:
あの、即完売になった人気ライブですね! 予約しましたよー
これまでリーディングライブに出演したご経験は?

ヨッシ~バラン:
大学のサークルで舞台上でラジオやボイスドラマをしたことはありますが、観に来るのは他校のサークルさんくらいの内輪の舞台でした。だから、本番は緊張で手が震えるだろうなと今から思ってます(苦笑)

幸橋:
出演することになったきっかけは何だったんですか?

ヨッシ~バラン:
大原さんから声をかけてもらったのですが、元々朗読に興味があって。大原さんが大阪で企画されたライブイベントも面白そうですねと言ってたんです。

幸橋:
朗読がやりたいというのはなぜ?

ヨッシ~バラン:
10年くらいボイスコをやっていて、変わったこと、新しいことがやりたいなと思ったんです。

幸橋:
朗読というとCDやネット公開作品でも最近いくつか出演されていますよね。

ヨッシ~バラン:
そうですね。ひらのみふみさん*26の作品に出させてもらって、朗読だけでBGMが無いじゃないですか。

幸橋:
あるみかんのうえにあるみかん。さん*27ですよね。セリフと曲が別々のトラックですね。

ヨッシ~バラン:
声だけで聴かせなくてはいけないので、何度も録り直しました。

幸橋:
今回、リーディングライブでやる演目でもありますが、「quatre noir*28の2話「雨ノ森」にも先に出られてましたよね。

ヨッシ~バラン:
あれは新鮮でもあり、難しくもある作品でした。

幸橋:
どこが難しかったですか。

ヨッシ~バラン:
ボイスドラマじゃないから作り過ぎないでというディレクションがあり、その一方で、2~3役を1人でやらないといけないので、一本調子になって変化がなくならないようにバランスをとるのが難しかったですね。

幸橋:
リーディングライブも含め新鮮なことが続きますね。

ヨッシ~バラン:
新しい事をやりたいなと思う時期なんだろうと思います。ただ、やりたいなと思いながら、自分で作れないのがもどかしいですね。1人ではできなくて、でも、窮屈なのは嫌なので、集団に属したくもないんですよ。
誰かと組んだり、単発で別ジャンルの人とコラボできたら面白いなと思うので、ぜひお声がけをお待ちしています。

幸橋:
ぜひよろしくお願いします!(笑)

以上、ヨッシ~バランさんのインタビューでした。ありがとうございました! 

<後記>

 演者さんとしてのヨッシ~バランさんは言わずもがな、ご存知の方は多いと思いますが、BALAN-NEW CITY好きの私としては企画者としてのヨッシ~バランさんも知ってほしいなと思ったので、新作が出たこのタイミングでお呼びしました! なので、後半が私にとってはやりたかったところかもしれませんね。お話を聞いているとほんと真面目! もう少し私みたいにちゃらんぽらんで行きましょう~と言いたくなります(お前はもっとしっかりして)ヨッシ~バランさんの作風で「幸せ」ってある意味その人の考え方の本質が問われている気がするんですよね。それはもはや目的ではなく、その人自身を描いているのではと思ったり。さて、具体的か抽象的か、皆さんはどちらだと思いますか?(笑)

 

***
インタビュアー/幸橋

幸橋: (@kusanotsuki) | Twitter

ボイスドラマリスナー。
2009年よりボイスドラマ作品を聴き始め、2013年より開始した感想メモブログ「視聴note」にてボイドラ関連の記事が900件を突破(2018年1月時点)

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※⑤各質問、回答は基本は1つ(最大3つまで)でお願いします。
※推奨※先にワードやメモ帳などで書いて、コピペすることを推奨致します。
***

*1:凛とした女性も好きですが、美少年系ボイスも捨てがたい女性演者さん(by幸橋)http://doublecast.starfree.jp/

*2:碧空プラネタリウムさん制作ミニボイスドラマ。とあるカフェの店長と店員4人のカフェオープン前のドタバタほのぼのした物語http://hekiku.net/cafe4/

*3:Spiral SpiritのTAKERUさんのBL作品メインのサークル http://entertrance.net/

*4:]BL短編ボイスドラマ集「Love again」に収録されたエリート社会人と元上司とのBL作品 http://entertrance.net/la/

*5:碧空プラネタリウムさん制作の創作音声劇CD。女学校の友人同士である雛菊と薊はずっと二人でいようと約束するが、雛菊に縁談の話が持ち上がる。縁談を固辞するも無視される雛菊はある時美しい青年柘榴に出会う http://hekiku.net/gren/

*6:碧空プラネタリウムさん。ひと時の幻のような不可思議な幻想的な世界を描き出したファンタジー作品の多いボイスドラマ制作サークルさん。http://hekiku.net/

*7:少年と少し不思議をテーマに創作をしているサークルさん。http://spiralspirit.net/

*8:昭和初期の日本とよく似た別の国「帝国」は長い大戦の中にあった。召集を受けたばかりの蓮花は、特殊部隊に配属されて向かった山中で金糸雀と呼ばれる少年に出会う http://spiralspirit.net/canaria/

*9:RODNEY DOWNEYの続編。死後の世界、ロドニーは自身の晩年について語り始める http://yossybalan.nomaki.jp/rod2/

*10:独特の空気感と声音を持つ男性演者さん。声の中毒者が多い http://infini-voiceact.wixsite.com/infinity

*11:冴えない中年男ロドニーはロンドンで探偵をしていた。そんな彼のところへ不倫調査の依頼が舞い込み、その調査の途中で幼馴染のサムと再開するが…… http://yossybalan.nomaki.jp/rod/

*12:次世代人型思考マシン"ヒューメイド"が人間と共存する「前衛均衡都市」そのエネルギー供給を担うヒューメイドの女とチューナーの男、そして、内戦で家族を失った情報屋の青年。彼らの別れと出会いの話 http://yossybalan.nomaki.jp/city/

*13:特徴的なハスキーボイスの女性演者さん。キーパーソンとなる少年役が熱い(by幸橋) http://waltz.biroudo.jp/

*14:聴かせる脚本と確かな音響編集で今も根強いファンが多数いるボイスドラマ制作サークルさん。活動休止中ですが、ほとんどの作品がポッドキャストで配信中。http://harmosphere.net/

*15:がんくまさん企画のオーディオドラマ制作サークル。東方二次創作オーディオドラマとオリジナルドラマCDをメインに制作 https://ameblo.jp/purplesounds

*16:絶海の孤島に流れ着いた男は赤銅色の肌の不思議な少年に出会うhttps://purplesounds.booth.pm/items/57071

*17:物語の世界にひとつまみの苦味と不思議さがある深山亜木さん企画のオリジナルボイスドラマ製作サークル http://soul-ful.sakura.ne.jp/

*18:選べない大学生ススム。彼のもとに、洗濯機であり選択機でもあるせんこがやってくる http://soul-ful.sakura.ne.jp/2013B/

*19:夜、眠る前に聴く物語をテーマとして、番組風に3つの物語を紹介するオムニバス作品。 http://www.harmosphere.net/yakan/

*20:「実験/都市/現象・そこに佇むひとびと」をテーマにした短編集Metropolis in Vitroに収録された作品 http://www.harmosphere.net/miv/

*21:独特な優しい声が特徴の男性演者さん http://www.geocities.jp/trees_tone/

*22:正義感の強い少女や柔らかい少年声が素敵な女性演者さん。第13回ゲスト http://umeume.amearare.com/

*23:優しく穏やかな中年男性声が素敵な男性演者さんhttps://toumasug.muragon.com/

*24:「ハーモスフィア」企画者の1人であり、朗読・ポエトリーリーディングをメインとしたサークル「エコーテイル」の企画者 http://echo-tail.net/

*25:大原薫さん主催のボイスドラマ活動者による、オムニバス朗読ライブイベント http://reading-alliance.net/

*26:『あるみかんのうえにあるみかん。』主宰。作曲や脚本の執筆で活動中 http://hirano323.sakura.ne.jp/

*27:とある島のお話シリーズなどの朗読とインストが収録された作品を主に制作 http://hirano323.sakura.ne.jp/

*28:水蜜(碧空プラネタリウム)さんと 大原薫(エコーテイル)さんの創作ユニット「Celescope」による男性4人による朗読作品集 http://hekiku.net/celescope/noir/