ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」

ボイスドラマ作品に関わる活動者さんにインタビューし、活動内容や思いを聞き出そう! という自称ボイスドラマリスナーの幸橋による連載企画です

第5回『榊 孝祐さん』 ~前半~【ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」】

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ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」
第5回はインタビュアーの完全な趣味嗜好で選びました、男性演者の榊 孝祐さんです!
 
デビュー作がまさかのiDearoomさん作品の主人公だった時の裏話や演じることに対する姿勢、考えを教えて頂きました!
また、今年、休止していた活動を再開されたとのことなので、その前後に変化があったかも聞いてみましたよ。

 

【本日のゲスト】
榊 孝祐(さかき こうすけ)さん

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演者
2014年から活動開始。
iDearoomさんの作品「あまつきつね」にて主人公蒼役を演じて活動開始。青年・少年声のイメージが強いですが、実は中年・老人も演じられる器用なお方。1年間ほど休止し、今年の春M3作品にて復帰。
出演可能な役:少年、青年、中年、老人※依頼可
 
 
 

  

幸橋:
こんにちは! 本日のゲストは『榊孝祐さん』です。よろしくお願いします!
 
榊孝祐さん(以下、榊):
よろしくお願いします! 今更ですが、大丈夫ですか。僕そんなに出演作品無いですけど?
 
幸橋:
大丈夫です! 好きな演者さんを言う時に、あの人とこの人と、あと、榊さん! と言って、わかってもらえなかったことの腹いせに、じゃあ、私が世に知らしめてやるとか思ってませんから!
 
榊:
八つ当たりですね。
 
幸橋:
その通りですよっ! 改めて、よろしくお願いします!
 
榊:
よろしくお願いします(笑)
 

『活動を始めたきっかけは?』

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幸橋:
恒例と言えば恒例の活動を始めたきっかけはなんでしょうか?
 
榊:
実は、「榊孝祐」という名義での活動は2014年からなのですが、その前に別の名前で活動していたので、合わせて10年前くらいから、ボイスドラマ作品では活動しています。
 
幸橋:
私もそれを最近知ってびっくりしたんですよね。その本当に最初の始めたきっかけは何だったんですか?
 
榊:
よく誰々という声優さんに憧れて、という話を聞くのですが、自分の場合は、声優さんにそこまで興味はなかったんですよね。
アニメは好きでしたが、アニメの世界にひたりたかったんです。
 
幸橋:
それは別におかしくない話ではありますね。アニメを見るのが好きだったということですよね?
 
榊:
なんと言えば良いのか、学生時代は自分のことがあんまり好きではなかったんです。
ちょうど年齢が年齢だったので、こじらせていたというか(笑)
別の世界に行きたい、ここではないどこか他にかっこいい自分がいるはずと思っていたんです。
 
幸橋:
いわゆる、中二病……と(笑)
 
榊:
そうです(笑)
だから、自分とは違うアニメのキャラになりたいと思いました。そして、そのキャラををやっているのは演者さん、声優と呼ばれる方だったという話です。ただ、当時は地方に住んでいたので、声優なんて無理だと思っていたんです。
でも、当時、インターネットが普及し始めて、親も例に漏れずPCを持っていたので、そのPCを使って声優さんを検索すると、とあるボイスドラマサイトに行き着きました。
 
幸橋:
そのとあるボイスドラマサイトは今もあるんですか?
 
榊:
あると思いますよ。HEAVENLY BLUE*1という。
 
幸橋:
KAZUMAさんですね! 私、勝手に編集の師と呼んでます!(風評被害MintJamさんの曲を使えるサークルさんなんてあそこくらいですよ。
 
榊:
その頃は同人で音声ドラマを作る活動をしている人がいると知らなかったので、HEAVENLY BLUEさんを商業だと思って周りに聞いても誰も知らなかったんです。
 
幸橋:
そこで、ボイスドラマの世界を知ったんですね。
 
榊:
そうです。でも、どうせスタジオ収録だよなと思ったんですが、よくよく見ると募集と書いてあって、収録形式が書いてあったんです。それを見て、PCで録れる!? と初めて知りました。
で、たまたまマイクが家にあって、PCにさして、録音方法を調べて録ってみたんです。そしたら、
 
幸橋:
そしたら?
 
榊:
手前味噌ですが、すっごい良い声だと思ったんです。違う自分だと思いました。
 
幸橋:
羨ましい、それ、一度は言ってみたい!
 
榊:
それから、いろんなボイスドラマサイト見て応募を始めました。
 
幸橋:
最初はなかなか受からないと聞きますが?
 
榊:
そうですね。レベル差があるのはわかっていたので、受かりそうな企画を探していたのですが、なかなか受かりませんでした。
その頃は機材の情報が今のように調べればすぐ出て来る時代ではなかったので、オーディオインターフェースの存在も知らず、PCに直差しをして。今思うとノイズがひどかったですね。それではダメなんだと理解するのに時間がかかりました。
 
幸橋:
機材の情報が無いことにしろ、今とは違う部分が多かったというお話を聞くことがありますが、例えば他には違いはありましたか?
 
榊:
企画が当時は多かったと思いますよ。感覚ですが、Web公開作品の募集が今は月1だとしたら、月20くらいあった気がします。
 
幸橋:
20!?
 
榊:
演じている人も当時は学生が多かったと思いますよ。
 
幸橋:
へえー、逆だと思っていました。
 
榊:
中高生は機材が買えないので、人が多いですが、質自体は今の方がレベルが高いと思います。
 

『エキストラ採用が実は主人公!?』

 
幸橋:
という訳で、実は歴は長かったそうですが、今の「榊孝祐」さん名義での第1作目は、あのiDearoomさん*2の「あまつきつね」*3ですよね。
それも主人公。当時の私は過去に出演作が無い方がiDearoomさん作品の主人公!? とだいぶびっくりしたんですが、榊さんご自身はいかがでしたか?
 
榊:
今はすごいサークルさんだとわかっているんですが、応募した時はどういうサークルだろう? と思っていました。でも、過去にいくつも作品を作っていたみたいだからつぶれることはないだろうなと思って応募しました。そしたら、結果発表で一番下の方に名前があって、エキストラ採用でした。
 
幸橋:
うん? エキストラ?
 
榊:
そうです。実は最初はエキストラ採用だったんです。それでも、久々に作品に参加できると思って嬉しかったですね。
でも、台本貰って見たら、こいつエキストラなのにセリフ多いな! というか、ヒロインより多いけど! と(笑)
 
幸橋:
え!? そうなんですか?
 
榊:
はい。でも、主人公にするというのは最初から決めていたみたいですね。
そこですごいことをするサークルさんだと思いました。実はこれが初めて出演するボイスドラマ作品という方がいて、ヒロインの紅役の瀬ノ内ゆあさん*4なんです。
 
幸橋:
まさかのヒロイン! なんというか懐が深いですね。
 
榊:
懐が深いというか、演者の持ち味を引き出す、キャラにあてはめるのが上手いんだと思います。
でも、確かに懐が深いなと思うところがあって、あまつきつねはエキストラもやらせてもらったのですが、かなりはっちゃけったことをやっても許容して下さるんですよね。
 
幸橋:
例えば?
 
榊:
屋台のガヤで、ひまわりの種屋という設定で1人芝居を延々とやったんです。流石にダメかなと思ったら、採用されました(笑)
 
幸橋:
ひまわりの種屋(笑)斬新ですね。
 
榊:
実はこのひまわりの種屋は続編の「あまつひかり」*5でも出て来るので、探してみてください。
このサークルさんは演者の良さを引き出すのが上手いこともそうですが、自由にやらせてくれるから支持されるんだと思います。
 
幸橋:
それはわかる気がします。
 
後半に続きます!
 

*1:演者であり、編集者でもあるKAZUMAさんのボイスドラマサークル。実力のあるキャストスタッフ陣による少年漫画のようなファンタジー世界が魅力 http://www.heavenlyblue.info/

*2:名前を知られたボイスドラマサークルさんの1つ。作品数も多い http://idearoom.jp/

*3:学業成就のの祈願に来た蒼は不思議な声を耳にし、気づくと動物の都、天都にて次期天狐の日和になっていた http://amatsukitsune.idearoom.jp/

*4:儚い声が可愛い女性演者さん http://xxyua39.web.fc2.com/

*5:あまつきつね」の続編。あまつきつねで出てきた彼らのその後が描かれている。 http://amatsuhikari.idearoom.jp/