ボイスドラマ活動者インタビュー企画「ボイドラと人」

「ボイスドラマ」をテーマに、インタビュー記事をメインコンテンツとして配信しています。今後、ボイスドラマに関わるイベントや新作の告知、作品紹介コラムも増やしていく予定。

【M3前作品紹介】我侭☆王子企画「魔女たちの情景」

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ボイスドラマ界の大御所の1つ 「我侭☆王子」さんが2019年春M3でお送りするのは5人の魔女が登場する短編集「魔女たちの情景」と思春期の少女たちの関係性の変化を描く「赤いタンポポ」両作とも無料頒布です。
今回、その中でも「魔女たちの情景」をご紹介。

 

――昔々、ある大国に5人の魔女がいました。
5人の魔女は、王様から「心に残る人間の話」を請われ、話し始めます。
 
《北の草原の魔女たちは双子。大地の魔女と風の魔女は2人だけの生活に飽き飽きしていました。そんなある日、彼女たちの草原に赤ん坊が捨てられ、その子どもとの暮らしが始まります》
――変わらない日々から抜け出した幸せの対価はこの苦しみ……
 
《西の湖の魔女は無邪気で残酷。彼女に叶えて欲しい願いを携えて、美しい騎士がやってきます。「どうかお仕えする姫を助けて欲しい――」その代償に魔女はとあるものを望みます》
――そうして、永遠の宝を手に入れる……
 
《東の海の魔女は美しい。1人歌い続ける彼女の唄を、村の人々は「人を惑わせるから聞いてはいけない」と囁きます。訪れる者もなく孤独な彼女の下に1人の娘がやってきて問いかけます。「ずっと聞こえていたきれいな歌声はあなた?」》
――いつか再会できるように願いを込めて……
 
《南の岩山の魔女は人間との関わりを拒む。そんな彼女の岩山に大けがを負った娘がやってきます。息も絶え絶えの彼女に一時の休息を与えますが、時をおかずしてまたもう1人愛する者の名を呼び続けて岩山を訪れる貴族の娘がいました》
――今この時だけ干渉し、その名を奪う……
 
永い永い、永久のような時間を生きる魔女たちが、瞬きする間に過ぎ去って行った人間たち。
彼女たちに触れたその一瞬を綴った4編の物語。
 
 
 
 
昔々……と始めるのが似合いそうな、まるで眠る前に子どもに読み聞かせる童話のような作品です。
何を隠そう、私自身が実際に寝る前によく聴いて寝落ちていた←
……安眠におすすめだよ!!
 
人と関わりながら、それでもやっぱり違う時の流れを生きる魔女の傍観者としての視点が、ちょうど良いなと思います。
作品構成も明確なので、そこもストレスなく聴ける理由ではないでしょうか。
そして、
 
女性演者さんのみの饗宴をお楽しみに。
 

 

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【CD情報】

作品名:魔女たちの情景

トラックリスト:
0.プロローグ
1.北の草原の魔女たちは心が苦しくなる
2.西の湖の魔女は宝物を手に入れる
3.東の海の魔女は唄を歌う
4.南の岩山の魔女は名前をもらう

価格:無料
頒布イベント:M3(2019年4月28日(日))第二展2F サ32b

 

<キャスト>
ナレーション:謳眞ときの
岩山の魔女:野崎雨汰
娘:霧依アキト
娘:木下由愛
海の魔女:青山ゆり華
娘:夏海彩
女:汐瀬悠里
湖の魔女:mai
騎士:犬崎歩智
姫:百宮ひなの
大地の魔女:壱屋うい
風の魔女:河野トリ
母:蓬ケイ
娘:縣ひかり
 
<スタッフ>
イラスト:chun×chun
制作:我侭☆王子

 

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幸橋(ゆきばし)
幸橋 (@kusanotsuki) | Twitter
ボイスドラマリスナー。
2009年よりボイスドラマ作品を聴き始め、2013年より開始した感想メモブログ「視聴note」にてボイドラ関連の記事が1,000件を突破(2018年9月時点)

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